2012年9月29〜10月5日

<9月29日(土)>

Quality Hotelはなかなかいい。寝心地いいし,静かだし,朝ご飯もおいしい。部屋に冷蔵庫はないけど,まあそれはいいでしょう。

バンベルグに行って,日本では取れなかったチケットの状況を調べる。難なく入手。バンベルグは15年ぶりぐらいかな。懐かしい。川と川にはさまれたところに市役所が建っていて,その中を橋が突き抜けている。有名な景色。ついでに,街の中を歩いてみた。古い町並みが残ってて,世界遺産だけのことはある。素敵な街です!

エアランゲンの駅までの往復で,買い物する場所などをいくつかチェック。前に来たときには来なかった地区なので,何もわからない。でも,まあそこそこある。駅のそばまで行けば,大きなショッピングセンターもある。たぶん駅を通り過ぎたところには,近代的ショッピングセンターもある。なんとかなりそう。

Michael Charch
植え込みの向こうに聖ミヒャエル教会
Rathaus
有名な市庁舎
バンベルグの旧市街を流れる川岸に並ぶ町並み
バンベルグの旧市街を流れる川岸に並ぶ町並み
kaufland
Erlangenの大きなショッピングセンター:Kaufland

<9月30日(日)>

日曜日なので,することなし。店も開いてないし。ホテルの部屋で仕事。こっちでやろうと思ってもってきた仕事はたくさんある。少しずつとりかからなければ…そうそう,日本は大変な台風のよう。神戸の知人からは,凄いことになってるという報告が入る。さて,うちはどうなってるんだろう。ベランダにどっかに飛んで行きそうなものは置いてあったか…。どっかから何か飛んできてガラスが割れたりしてたらどうする…。いろいろ気になる。でも確認のしようもない。とりあえず,遠隔操縦のテレビチューナーは生きているらしいので,まあ大丈夫だろう。

家の裏手のビアガーデン
家の裏手のビアガーデン
午後から地図で見て公園かと思っていた所(名前もBurgberg公園って言うし)に行ってみる…写真でみたらベンチがたくさん見えたのね。おそらくフェスト会場になるんだろうと思っていた。やはり,そこはビアガーデン。もう,ベンチはアンカウンタブル。あほみたいにある。5月後半〜6月のお祭りのときには,ここが会場になるらしい。間の道を通り抜けると,かなりのきつい坂が続く。もう,山と言って良い。途中に,オブジェがいくつかおいてある。ちょっとラピュタのロボットを思い出した。登り切ったあとは,山を迂回する形でぐるっと回って帰ってきた。毎日歩くには,ちょっときついかな。平坦な散歩道を探そう。
ブルグベルグガーデン
ブルグベルグガーデン
鉄道のトンネルの入り口両側に狛犬(ライオン)
鉄道のトンネルの入り口両側に狛犬(ライオン)

<10月1日(月)>

さて,引っ越し。朝から荷物を少しもって宿に。鍵をもらって部屋に入る。鍵は一つ。あれ?2つもらわないと…,と言うと,一人だと思ってたとのこと。2つなきゃ困るよ,と伝えて,ホテルと宿を往復しながら荷物を運び込んだ。部屋も,一人用。大きさは変わらないと思うけど,間取りがなぁ…。こちらについても,近い将来変更が可能か聞いてみる。いろいろ聞いてもらちがあかない。さて,どうしたものか。街の中で貸しアパートを探すか…。でも,とりあえず昼過ぎに鍵をもう一つもって来てくれた。

もう一つの問題は,インターネット。ホテルにいる間は快適につなげていたのだけど,家のはセキュリティの関係でつながらない。つなげるためには,サインをもらって,つなぐ機械をチェックしてもらう必要があるということだ。携帯のテザリングは,ブロードバンドの上限に達したらしく,細々としかつながらなくなってしまった。大学に行かなければ。

国際センターを探しに街に出る。住所そのものが分かり難くて,なかなか見つからない。〜通り〜番地,ならいいのだけど,〜広場〜番地,となると難しい。大きな建物ばかりで番地表示がないし。しかも,大学の施設は普通の建物の中に入っている(ヨーロッパではよくあるね)。見つかったときには,営業時間終了!


<10月2日(火)>

朝からもう一度管理人さんに会いに行く。なんと,昨日管理人だと思った人は,お掃除の人。どうりで話しが進まないわけだ。今日はいろいろ事務的な手続きが進んだ。管理人は二人居る。部屋の件は,もう一人の管理人にメールをして,状況を説明する。返事はすぐに帰ってきた。探してみますとのことだった。でも,街中のはほとんど希望はないよとのこと。どうやらこの街,住居不足らしい。それに大学の新学期だからね。

それから大学に向かった。向かっている途中に,該当部局の秘書さんがお休みだという連絡をもらう。会えるのは木曜日らしい。在留のお世話をしてもらっている先生も月曜日まで不在だそうだ。なので,行き先変更で,国際センターに。まだ閉まるまで,時間がある。駆け込みで寄った。そしたら,これまでずっと連絡をとってた女性はお休み(そんなのばっかり)。でも,別の方が丁寧に対応してくれた。

用件はVISAの申請のこと。前はいきなり役所にいってもらえたけど,まずは住民登録をして,それから大学で予約をとって行くらしい。銀行口座の開設も,センターから予約を入れるということだ。段取りを自分でしなくていいから助かるけど,時間はかかる。書類をもらって記入して,作業終了。

ちなみに,フリードリッヒ・アレクサンダーとは,ブランデンブルク=バイロイト辺境伯,フリードリヒ3世のことだそうだ。Vielgeliebten(vielはmuch, geliebetenはbe loved→たくさん愛される人)と呼ばれて慕われたということだけど,28歳で亡くなっている。右の建物の前にある彫像が彼。大学には,23,000人程学生がいるそうだ。キャンパスは,名前のとおり,エアランゲンとニュルンベルグにある。うちのそばには大きな付属病院がある。

フリードリッヒ・アレクサンダー大学の象徴的建物
フリードリッヒ・アレクサンダー大学の象徴的建物
その後,ミュンヘンに,婚姻証明書をもらいに行った(VISA申請に必要)。これをもらうには,戸籍謄本(アポスティーユ付き)が必要。日本でこれをもらうタイミングが危機一髪だった。資格をもった人の翻訳が必要なのだけど,その時間はなかった。なので,在外公館(該当地区の)で翻訳を頼む。ミュンヘンの日本領事館に閉館時間を過ぎて到着。事前に連絡を入れていたので,インターホンを押したら入れてくれた。手続きの用紙を書いて,手数料を払って帰る。婚姻証明書は郵送で届くらしい。
オクトーバーフェスタのビアホール
オクトーバーフェスタのビアホール
蚤のサーカスの小屋
蚤のサーカスの小屋
すごい高さまであがる回転ブランコ
すごい高さまであがる回転ブランコ

この時期のミュンヘンといえばこれ。オクトーバーフェスタをのぞいた。明日はこちらは休日。なのでか,ものすごい人出。歩くこともままならない。蚤のサーカスにすら,行列ができていた(実はこれ,昔来たときに発見してとても感動したもの。遠藤周作の本に出てくるのですね)。

あいかわらず,遊具類はすごい迫力。日本の遊園地より,まちがいなく怖いよ,運用が。止めかけたブランコをまた回してみたり。その回転ブランコ,とても高くまであがる。よう乗らんな。上下のないやつなら,何とか…。


<10月4日(木)>

もう一人の管理人さんに会う。日本に居たときから連絡を取っていた人。状況をよく理解してくれていた。明るくて楽しい人だった。そして,クリスマス前には,一区画開くということを教えてくれた。ちらっと見に行ったけど,ここなら使えそう。…というわけで,見通しがぐっと明るくなる。

大学に行って,Japanologieの秘書さんに会う。インターネットの手続きをお願いしたら,サインはSchenbein先生にもらえとのこと。でも,12時すぎまでこないって。部屋で仕事をしつつ待つことにした。そう,日本で会ったJulianeが,まだ学生なんだそうだけど,バイトで働いていた。懐かしい話しができた。

さて,12時すぎても先生は来ない。20分になっても来ない。そして30分を回ったころ,「今日は来ないそうです」とのこと。まあ,しょうがないね。無駄ではなくて,宿舎のIPだけではなく,大学の無線LANに入るIDの申請とかもできたので,よしとしよう。

住居には,ないものがいっぱいある。リネンは1セットずつで2週間に1度交換してくれる。とてもそれでは足りない。ティーポットとか,鍋とかももう一つな感じ。そういったものの買い出しをした。


10月5日(金)
バンベルグ交響楽団のホール
バンベルグ交響楽団のホール(Konzerthalle)
Bamberg Symphonikerの演奏会。
  • Brahms:4つの厳粛な歌 op. 121
  • Mahler:シンフォニー5番 cis
    • 指揮:Jonathan Nott
    • バリトン:Michael Nagy
演奏会場は駅からかなりある。8時開演で終了は10時を回る。どうやって帰るか考えていると,ZOB(旧市街のバスセンター)まで行くバスがあった。お金を払おうとしたら,「コンサート帰りだろ,タダ」とのこと。乗ったのだけど,ZOBはそれなりに駅から遠い。途中で降りた人がいたのだけど,そこが駅に行くポイントだったようだ。結局15分ぐらい歩いて駅にたどり着いて,ICEでErlangenに帰った。寒くて…
ところで,この地方の自動券売機は,どうしようもなく難しい。現在の駅,目的地を入力して,時間帯を指定して,割引カード(Bahn Card 50といって,DBが半額になるもの)を持っていることを宣言して…と手続きが続いて,結局買えない。もうわからん。ドイツ語の知識不足かと思って英語でやってみても(券売機に英語モードがある),やっぱりわからない。毎度,券売機を占領して格闘することになる。解説書も見あたらない。何か持つべき常識が欠けているようだ。

ただし,この券売機で困っている人は実に多い。困り始めると5分や10分は,前に居る。券売機はメインの入り口に5つしかなくて,番が回ってこなくていらいらしている人も結構見る。これはもう,インターフェイスの問題だと言っていいんじゃないかなぁ。

Erlangenの自動券売機(敵!)
Erlangenの自動券売機(敵!)

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