2月16日(土)〜20日(水)

2月16日(土)

ここしばらくは,学会の刊行物の執筆に力を入れなければならない。書籍で50ページの量なので,テーマが一つでは収まらない。しかも,学会ってつくからそれなりに中身もないとなぁ…と,ため息まじりで考える。書いては削除し書いては削除しの賽の河原を続けている。久しぶりに書くことをつらいと感じているさなかだ。


2月17日(日)

もちろん今日も,執筆。でも,夕方から合唱に参加しに行った。合唱なんて,中・高校でやって依頼経験ない。声も安定しないけど,自分の声で和音をつくるのは楽しかった。

2月18日(月)

ずっと家にいないとならない状況の中ではありがたい,近場の演奏会。古楽器アンサンブルのl’arte del mondoの演奏会がエアランゲンであった。バッハ親子の曲のみ。ソリストのムローヴァも古楽器で演奏。

実は古楽器のアンサンブルはあまり好きではない。今のホールでよく鳴るように楽器も弓も改造されてきたわけだし,それに慣れてしまった。かつてはそういう音がしていたのだろうとは思うけど,それを今聴きたいとは,あまり思わない。実際に鳴る音が心に響く方がいいと,プラグマティックに思ってしまう。なので,もっと音が伸びて欲しい,余韻を聴きたい,というようなところがたくさんあった。でも,ムローヴァのアンコールの無伴奏はとてもよかった。

昨日,合唱で一緒になった人たちも来ていた。音楽の仲間ができるってのは,なんとも嬉しい。


2月19日(火)〜20日(水)

ふたたび執筆モード。ちょうど今頃,修論,卒論を仕上げている学生たちも多いのだろうけど,まだその方がうらやましい。自分でやった実験とか調査について的を絞れるからね。この原稿はそうはいかない。夜中に目が覚めて思いついたことを絵や文にしたりすることも続いて,寝起きの時間が不規則になった。

20日の夕方からDBに乗って,フランクフルトに移動した。ここで会うH田さんに,今週の原稿を見せつつ相談しようと思っている。なので,20日が個人内の〆切り。ホテルに入って,なお続きを書く。ある程度河原に積む石の形が決まって,何となく全体の骨子が固まってきた感じはする。とは言え,なんとも苦しい原稿だ。いつ鬼がやってくるやら…自分が鬼かも知れないのだけど。


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