Lisboa

<6月30日(木)>
研究者への警告
研究者への警告
何,この刺激的なタイトル!
最初は,"HOW NOT TO THINK"だけ表示されてたので,もっと強烈だった。
・研究者は教師よりわかってると思ってないか
・そのテクノロジーがいつも通用すると思ってないか
・テクノロジーが通用する理想状態で検証していないか
など,教育工学研究者が陥りそうな問題を14個,まくしたてた。まあ,同じようなことをいつも考えてはいるので,そうだよね…と思いつつ…,でもそれで…!?

学校に役立つ研究と,研究として見せることができる研究にはちがいがある。後者が優先されると,学校に役だつ研究が歪む。役立たない研究は,教育研究か。…ちょうど学会関係でいろいろ考えざるを得ない事件があったもので,まあよいリフレクションになった。

夕方までのセッションで学会を引けて,町に出ましたよ,町に。
国営の,ポルトワイン・レストランがある。ソファーに座って,のんびりできる。
さまざまなポルトワインを,少量ずつ頼めて,いろいろ楽しめる。
音楽もかかっていない,静かな空間。

さすがに,こんなメンツでも大はしゃぎせず,静かに語り合った1時間でした。
N川先生,集合時間に間に合っただろうか。
Solar do Vinho do Porto
Solar do Vinho do Porto

Cable Car
ケーブルカー
リスボンの坂道には,小さなケーブルカーがいくつも架かっている。ポルトの店からは,Restauradores駅まで,ほんの数分の乗車。とても風情があって,かわいい乗り物で,よく絵画にも描かれている。ちなみに,うちの中等部の校長室にも,この絵が掛かっている(のよ,関係者のみなさま!)。

ところがまあ,10年前とはちがって,こんなに落書きだらけ。PISAの問題に,落書きをどう思うか,ってのがあったけど,これをみたら「あかん」と思うよなぁ。観光資源的という視点からみても,大損とちゃいますか?

Lisboa

<7月1日(金)>

今日は移動日。最後にちょっとしたものがないかと思って,聡君とリベイラ市場に行ってみた。ところが,残念なことに,二人ともカメラを忘れた!旅行記書こか,っちゅうやつがカメラ持ってないなんて…。紀行文にはほど遠いし。

リベイラ市場…ぜんぜん雰囲気がちがう。広大な面積のフロアに,見たところ半分ぐらいしか店がない。もっと少ないかもしれない。あるのは,八百屋,チーズ屋,肉屋,魚屋,花屋ぐらいか。二階のフロアは完全に空っぽ。工芸品の店などありはしない。

ポルトガルの不況については,あまり実感なく来たのだけど,こんなところに現れていたのか,と残念に思った。そういえば,レストランの呼び込みもずいぶん激しいような気がする。われわれを的確に日本人だと判断して話しかけてくるのもすごい。


聡君と,まだ開店していないレストランの軒先で,ビールだけもらってじっくり話をした。研究室運営,少し考えないといけないかな。

12時をまわったので,ビールのおかわりと,サラダ。グリーンサラダと,意味の分からない単語のサラダ。来てみたら,ミックスサラダだった。内容は,グリーンサラダにトマトがのっているだけ。飽食つづきの昼ごはんには丁度よかった。


移動は16時55分のフライトの予定。でも,実際にとんだのは17時30分をまわっていた。到着も遅れて,フランクフルトに戻ったのは10時前だったか。駅の側に宿をとっていると,こういうときに助かる。いつも宿が,(たぶん女子サッカーで)高くなっていたので,はじめてのナショナルホテル。…価格から想像していたよりも,かなりいい。

機中で何も食べなかったので,空腹を満たしに,徒歩3分ほどの行きつけのドイツ料理屋さん。Hefeweizenを頼んで,グーラシュスープとフランクフルトグリューネソース(これ,病みつきになりますねん)。グーラシュの肉がちょっと重かったけど,まあさらっと楽しめた。…よく考えたら,日本時間の明け方だね。そろそろ日本時間食を想定した食事に変えて行こう。

実は,日程調整でいろいろあって,2日は完全にオフ。土曜日だからいいか。食品などの買い出しと,仕事で1日つぶそう。
Grueneburg公園まで歩きに行けたらいいな。


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