2月5日(月曜日)



今日は朝からOpen Learning Agencyで取材。
この組織は,教育省のカリキュラムに基づいて,Distance Learning Schoolsを中心とした
自学学習者のための教材を作成し,学習活動を支援・運営すること。そのために,
Workplace Training
K-12 Open School
Open University
の三つの縦割り組織と,
Course Development
Marketing
Student Support
Inroemation Technology
の4つの横割り組織のマトリクスで分掌が構成されているそうな。

この中のCourse Developmentには,しっかりとInstructional Designerが関わって,
ただ教材を開発するというのではなく,コース全体をデザインする中で,
教材や評価の道具ができあがっている。

この組織には,教育省からお金がおり,同時に学校にも教材を買うお金がおりる。学校は,
いろいろある教材の中から必要なものを買い上げる。
こうして,教材作成や学習運営がまわっていく。
日本で構想されているナショナル・カリキュラム・センターってどうなるんだろう?

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ところで,部屋のベッドはキングサイズ。これって,まくらが4つ並ぶのよね。
全部に人が寝てたら,気持ちわるかろう…。
でも,ひとりでここに寝るのも,どうしたらいいかわからん広さ。
どう回転しても,落ちないので安心(^○^)。

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朝起きると,10階の部屋のテラスにかもめが。しばらく羽を休めて,いつのまにか飛んでいった。


さて,OLAでのセッション開始。

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きちんとプレゼンを作ってくれている。
上のは,OLAの教材開発のポリシーについて。
州の要領に基づいて,チームをくんでコース開発をしている。
チームには,教授デザイン,教師,作家,メディア専門家,グラフィックアーチストなど
いろんな人が必要に応じて関わっている。

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Course Desginについて説明してくれている,Solvig Normanさん。

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こうしてできた,印刷教材。1つの科目が4冊のモジュールで構成されている。
高校2年生の化学用のもの。あけたら懐かしい元素表があった。

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忙しいだろうに,熱心に議論してくれる。今しゃべっているのは,Tim Winkelmans氏。
われわれのプレゼンについても,いろいろ建設的な意見を述べてくれた。

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OLAの人だけでなく,こちらの質問事項に合わせて,OLAを出て教材会社に勤めている人とか,
バーチャル大学の人とかをアレンジしてくれた。
Peter Donkers氏に感謝。

プレゼンは,教材会社のBarry Carbol氏。
Kindergardeから小学校1年の読み書き教材を埋め込むプラットフォームに
ついて,説明してくれる。
どうして,そんなところが対象なの?と聞くと,ここが何より大事とのこと。
基礎基本の重視ですね。

会社名はReality Based Learning 。より高次な所への教材拡張と,
Reality-Abstructionの融合を期待したい。

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この教材に入るパスワードがおもしろい。
小学生でも分かりやすいように,絵がパスワードになってて,選ぶ方式。

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園田の原先生のプレゼン。園田でのバーチャル情報コーディネータ養成について。

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いろいろお世話してくれた,Dal Little氏のプレゼン。
氏のお顔は,7つ前の写真のSolvigさんの横に。


インタビューは,こちらのプレゼンも含めて,9時から16時30分までかかった。大学の林さんも,しっかり質問していたし,一緒に来た甲斐あり。
大学の林さんも,しっかり質問していたし,一緒に来た甲斐あり。

おもしろかったけど,疲れた。


というわけでおきまりの飲み会。

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泊まっているホテル(Exective House)の地下にあるOyster Barで。

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レモンの好きな中川さんには,たっぷりのレモンをもってきてくれるウェイター。

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花火で大喜びの横幕社長。奥には,文部大臣賞の小川さんと,大学の林さん。

大盛り上がりで疲れをいやして,就寝…。
今日もいい1日だった。

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